レザークラフト副業は稼げないからやめた方がいい理由

副業

レザークラフトの副業は稼げるの?

どんな覚悟が必要?

稼げるまでどれくらいかかる?

今の給料に満足しておらず、もう2〜3万円、いや5万円くらい欲しい。そのために副業をしようと思うが、レザークラフトなんてどうだろう?

そう思っているあなたに向けた記事です。

実際に2ヶ月ほどレザークラフトをやってみた感想を包み隠さずお話しします。

趣味としてではなく、稼ぐことを目的としてやりました。

なので、レザークラフトを副業の第一候補にしている人には有益な記事になっていると思います。

やってみた結果だけではなく、それによって見えてきた今後の予想についてもお話ししたいと思います。

ぜひ、道具を購入する前にお読みください。

レザークラフトの副業は稼げる?

レザークラフトの副業は稼げるのでしょうか?

結論から言って、稼げないこともないですが、甘くないです!

理由は、単価が安いことと、ネットで販売するには勉強が必要だから

「レザークラフトの技術系の動画を配信する」とかは含みません。

実際には、知り合いには売りやすいですが、ネットではそう簡単には売れません。そして、売れるまでには半年〜1年はかかります。

その理由をお話しします。

知り合いが作品を買ってくれる理由3つ

レザークラフト作品は、知り合いだったら売れます。

その理由は、

  • 作り手の顔がわかるから
  • オーダーメイドのかたちになることが多いから
  • 情け

正直なことを言うと、「知人がレザークラフトを始めた。あまり必要ではないけど、こんな物でも作ってもらおうかな」と思いつつオーダーされることが多いです。

なぜなら、ほとんどの物は他で代用できるから。名刺入れにせよ小銭入れにせよ、既製品が溢れています。100均の物でも実用性はありますね。

それでも、「あなたが作ったから」という付加価値に魅力を感じてオーダーしてくれる人もいます。

ですがこれも残念ながら、

  • あなたの人柄が好き
  • あなたが何か新しいことを始めるなら応援したい

という理由です。

そういった「ロイヤルカスタマー」的な人は本当にありがたいのですが、作品がコンスタントに売れ続けるということはないでしょう。達人レベルの作品を除いて。

フリマアプリがレッドオーシャンな理由4つ

身近な人に売るのは限界があります。となると考えられるのは「ネット販売」です。

幸いなことに、「ミンネ」、「クリーマ」などのハンドメイド特化のフリマアプリが普及しているおかげで、作品の露出の機会は増えました。

メルカリ」でも在庫管理ができる「メルカリShops」という新しいサービスがあります。

・・・これらで販路は確保できる、と思われがちですが実はそうでもありません。

すでにレッドオーシャンなんです。その理由は、「先行組が圧倒的に有利だから」。先行組は以下のものを持っています。

  • 作品数
  • 販売実績
  • 口コミ
  • ブランド

これらが蓄積されているライバルがひしめく中で、新参者が作品を売るというのはかなり大変です。

なぜなら、上記の要素が購入の決断にかなり関わってくるから。

次の項で解説します。

フリマアプリで作品が売れるまでの6ステップ

投稿した作品が売れるまでには次のようなステップがあります。

露出〜購入までのステップ
  1. 作品が露出する
  2. サムネがクリックされる
  3. お気に入り登録される
  4. プロフィールを見られる
  5. じっくり検討
  6. 購入

かんたんに解説します。

①作品が露出する

ユーザーがあなたの作品と出会う最初のステップ。まずは、あなたの作品がユーザーの視界に入ることです。

これは、適切な商品名やタグ付けをしていれば大丈夫ですフリマアプリのアルゴリズムで、ユーザーの目に入る機会は用意されています。

②サムネがクリックされる

クリックされるには、魅力的で「映える」写真であることが重要です。作品そのものよりも、写真として映えること。

あなたが商品を探している立場だったらどうでしょうか?

高速スクロールする中でふと指を止めるときというのは、「かわいい」とか、「素敵」とか、少し心を動かされたときではないでしょうか。このふとを作り出さなくてはいけません。

つまり、そんな「人の心を動かすレベルの写真」じゃないとクリックされません。

そのためには、写真を撮る技術やセンスも必要になってきます。ライバルは作品写真を撮るためにプロを雇っているかもしれません。

③お気に入り登録される

ユーザーの目的に沿ったものならお気に入りに登録されます。

「かわいいけど、使う場面がないな」と思われたら、お気に入りにはなりません。

他にも、

  • 機能性
  • ギフトラッピングの可否
  • 名入れ(刻印)の可否

なども重要なポイントです。

名入れに対応するには、アルファベットの打刻を揃える必要があり、コストがかかります。

コストをかけたくない、でも名入れできた方が売れるかも・・・そのために買うのか?。こういった葛藤で悩むことも多いです。

④プロフィールを見られる

この作品はどんな人が作っているんだろう、ということでプロフィールが見られます。写真も重要です。

プロフィール写真が「No image」か、「めっちゃ笑顔な人の写真」だったらどちらを買いたくなるでしょう?

ハンドメイドの良さが出る部分です。作り手が見えないネットだからこそ、あなたの人柄が伝わるようなプロフィールにしたいですね。

⑤じっくり検討する

購入に踏み切るまでには、いろいろな問題があります。

ハンドメイドなので、クオリティは保証されていません。買ってみて、「なんかクオリティ低いな」となったら嫌ですね。

そのような「失敗」をしないために、ユーザーは口コミをチェックします。実際に買った人の言葉を見て安心を求めるのです。

また、

  • お気に入り登録数
  • フォロワー数
  • 販売数

なども重要。

人は「他の多くの人が選んでるなら間違いない」と思うものです。これらのパラメーターがゼロに等しい新参者は大変なんです。

⑥購入

おめでとうございます!作品が購入されました!

ですが安心していられません。購入者が開封したときに、ハッピーな気持ちになるような梱包をするべきです。アップル製品の、開封時のワクワク感同様。ハンドメイド体験の大切なところです。

もちろん、シンプルな梱包でもいいのですが、

  • また買いたい!
  • 人にすすめたい!
  • 口コミを書こう!
  • フォローしよう!

と思わせ、次のアクションに繋がるような仕掛けをしたいところ。

おそらくライバルは徹底しています。

梱包用の資材を用意したり、サンキューカードを作ったり、なかなかやることがいっぱいですね。

PDCAを回す

PDCAとはPlan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)の頭文字で、このサイクルを繰り返すことで、事業を改善することを言います。

前項のステップを繰り返しながら、PDCAを意識して売れやすくしていきます。

その中で口コミや販売実績を増やしていき、さらに売れやすく。

ただ作品を作るだけではなく、こういった分析や、仮説を立てて行動するといったことも必要になってきます。

そうして半年〜1年間、データを集めて改善していけば、売れるコツというのがわかってきます。

まとめ

どうですか?レザークラフトは敷居は低いですが、稼ぐとなると大変なのがお分かりいただけましたでしょうか。

こらの工程を楽しめる人ならいいのですが、副業として稼ぎたくてレザークラフトをやる人にとってはなかなか厳しい世界。

初期投資は5万円以下と言われるレザークラフトですが、ネット販売を主軸にするとなるともっとかかります。

  • 刻印(名入れやブランド)
  • サンキューカード
  • ラッピング・ギフト梱包資材
  • 撮影関係

さらに、売れるものを分析したり、フリマアプリを最適化したり。

作って売る以外にもやることがたくさんあります。

趣味としては素晴らしいですが、稼ぐとなると本記事のような課題が出てきますよ。

これからレザークラフトを「稼ぐ」目的で始める人の参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました